【読書】「東京カリ~番長・水野仁輔の いまはなき名店に学ぶ!まぼろしカレー」
水野仁輔さんの「いまはなき名店に学ぶ!まぼろしカレー」を読んだ。
基本的にはレシピ本なのだが、閉店してしまった名店の思い出とともに、各店から"学んだ"レシピが乗せてある。
名店の味を再現、ではない。
各店から"学んだ"なのだ。
載せてあるレシピは名店のレシピそのものではない。
名店のカレーを味わい、その味の秘密を探り、自分のカレーにフィードバックした。
そのレシピが載せてある。
だから、作り方は平易で、初心者でも簡単に作れそうなものばかりだ。
市販のルーも使ったりするし。
レシピの前には、名店との思い出がエッセイ風に書かれている。
店主と交流を持った話もあるが、ほとんどはお客として通った時の話だ。
中には「あの味の秘密はなんだったんだろう」と別のカレー店店主と話し合ったなんて話もある。
この本を読んで、この通りに作ってみるのもいいだろう。
特別なテクニックや調理器具はいらないし、材料を何時間も煮込むというような手間もかからない。
本当にさっとできそうなレシピばかりだ。
これを参考に市販のルーにほんのひと手間かけてもいい。
レトルトパウチのカレーにだって応用できそうだ。
そのくらい、この本のカレーはバラエティに富んでいる。
色々なタイプのカレーが紹介され、そのレシピが載っている。
自分のカレーLIFEが、より豊かになる。
そんな気分にさせてもらえる一冊だった。
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