【読書】劇薬の書。だからこそ今読むべき「国賊論」適菜収
東京アラートってなんぞや?
東京アラート発令。
で、東京アラートってなんなのさ?
5月15日に小池都知事が言ってたらしいけど、全然耳に入ってこなかったよ?
緊急事態宣言は解除されたけど、再自粛でも要請すんの?
ようやく商売が再開できると思った飲食店に、もっかい商売ヤメロと言うの?
殺す気?
自分の権力欲や名誉欲のために、人の生活擬製にするの、やめろや。
適菜収「国賊論」読んだ
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すげーな、これ。
2020年の4月に出たばかりのタイムリーな本。
残念ながら執筆のタイミングで今回の新型コロナウイルスCovid-19の件はフォローしきれてないけど。
安倍晋三とその取り巻き達の欺瞞というか、犯罪行為を暴いた本。
精神の弱っている時に読むと、マジ絶望する。
この本の中に救いはないよ。
これがフィクションだったら、本を閉じればその世界から切り離されるけど、残念ながらノンフィクションだからね。
本を閉じても、目の前には同じ現実が広がっているのだ。
このひどい時代に、自分はどう生きていけばいいのか、すごい自問自答しちゃったよ。
続いて、ニーチェ読み始めた。
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もうね。無力な一庶民は、哲学に逃げるしかないよ。
そして、「国賊論」の中にもでてくるが、本当の「保守」の視点を獲得するしかない。
国として伝統的な「日本」は破壊され破棄されようとも、自分の中に「保守」を持って生きる。
いまのところ、自分がすがれる希望はこれだけだね。
ついでに。
この国の行き先を憂い、そして死んでいった三島由紀夫だけど、池波正太郎も、エッセイの中で同じようにこの国の行先を憂いているんだよね。
三島は45歳で自死してしまったので、なんとなく池波正太郎より若いという感覚があるけれど。
実は2コしか年齢が変わらない。
池波は大正12年生まれ、三島は大正14年生まれ。
生家の状況や周りの環境がまったく違う二人だけど、戦前戦中戦後とこの国の変わりようを目の当たりにして、同じような結論に達した同時代人というのが面白い。
そして、その憂いは見事に的中してしまっている。
映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」
もうひとつ。
希望を求めて調べているうちに出会った映画。
議員17年目。若き政治家「小川淳也」を追ったドキュメンタリー。
タイトルからすると、愚直ゆえに「権力」は握れない、そんな政治家の挫折を描いた映画のように思える。
それでも、そんな愚直な政治家がいるということに感動し、少しでも応援したい、という思いで見に行きたいと思っている。
(素直に見に行けよ!)
観る前から、先入観と結論に期待をもって映画を、それもドキュメンタリーを見るというのは、よくない態度だと思っているけれど。
「国賊論」の毒が激しすぎた。
少しは、希望が欲しい。
予防はこちらでやる。政府は政府にしかできないことを
具体的には一律給付金の配布。
10万円じゃまったく足りないし、給付に時間もかかりすぎる。
第2波、第3波も予想されるこの状況。
いつでも素早い現金給付、それから自粛の要請が出せるよう、仕組みを整える。
早急な対応を要請する。
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