【日本酒】「天覧山」の蔵元で「酒蔵まつり」「飯能・五十嵐酒造」さんにいってきたよ!

2021年12月31日日本酒,蔵開き

飯能駅から徒歩20分!

平成30年4月29日。
埼玉県飯能市で日本酒「天覧山」を醸す、「五十嵐酒造」さんで蔵開きのおまつりがあると聞きつけ、いって来ました。
当日はドがつくほどのピーカン。
「飯能市?どこやねん!」という人もおられるでしょうが、飯能市の中心飯能駅は、西武池袋線の終点。(正確には池袋線の終点は吾野駅ですが、ほとんどの池袋線は飯能止まりです)。
池袋から1時間程度。特急レッドアロー号利用なら40分でいけます。
わが家からなら、グーグルマップ検索で46分と出ます。
都心からでもあっという間の距離です。

シャトルバスは随時運行!マイクロバス程度と思いの外、大型観光バスを何台もチャーター!

飯能駅からは徒歩20分。
ちょっと歩きます。
が、五十嵐酒造がチャーターしたシャトルバスが随時運行。
マイクロバス程度かと思いの外、大型の観光バスが何台か走っていました。
自分が確認しただけで、大小合わせて3台。
場合によってはタクシーでもと思いましたが、これならまったく必要ありませんね。
駅に着いたら南口ロータリーを目指し、シャトルバスを探しましょう。
ロータリーには五十嵐酒造の案内の人がいるはずです。

入場無料!受付でパンフレットをもらおう!

車通りに面して五十嵐酒造さんの販売所がありますが、当日はおやすみ。
その横の坂道を下ると、「受付・総合案内所」があります。
そちらでパンフレットをもらって、いざ酒蔵の中へ。
このパンフレット。ただの案内書ではありません。
裏表紙が試飲コーナーのチケットになっています。
試飲は一人一回だけ。
試飲をしたら、ここにチェックを入れてもらう仕組みになっています。
だから、試飲を楽しみたかったら、必ずパンフレットをもらいましょう。


他に、蔵元の挨拶、注意事項、会場の地図、試飲できるお酒、販売酒、グッズの紹介などがありました。

利き酒大会!

入場したら、酔ってしまう前に、利き酒大会への参加を済ませてしまうのがお勧め。
利き酒大会は、10:30~11:30、12:30~13:30の開催。
全問正解で景品がもらえます。
平成18年の利き酒大会はマッチング。
6種類のお酒を味わって、同じお酒を当てていく方式。
これが難しかった。
じっくり何度も確認できればいいのですが、後ろがつかえているので確認できるのは事実上1回だけ。
お酒の量も、利き猪口からスポイトで自分の器に移すものですから、微々たる量。
プロならぬ我が身我が舌には、難易度が高すぎました。
あーでもない、こーでもないと悩みつつなんとか記入完了。
記入した解答用紙は専用のポストに投入。
あとは正解の発表を待ちます。
発表は利き酒時間終了の30分後。
10:30~11:30なら12:00に発表です。
それまでに開放されている仕込み蔵の自由見学です。

 

 

「釜場」で酒造好適米の試食

「釜場」に酒造好適米の試食がありました。
「きたあかり55%」と「五百万石90%」の二種類。
酒米を食米として食べることはなかなかない体験なので貴重。
「きたあかり」は外側の粘り少なく内側固く。
「五百万石」は外側がやや柔らかいかな。
どちらも、食米として食べてもそれほど違和感はなかったです。

「釜場」から左に曲がると放冷機が置いてあります。
その奥が「麹室」。当然ここは立ち入り禁止。
「釜場」で蒸され、放冷機で冷まされた米は、用途によって奥の「麹室」に行ったり、蔵造りの「仕込庫」に送られる仕組みです。

築100年以上の「仕込庫」

「釜場」奥が蔵
「仕込庫」は蔵造り。
一番古い建物だと思います。
庫内の温度は17度。


当然、空調などないです。
一年通して大体この温度でしょう。
当日は外気温が高く、ひんやりとして気持ちよかったです。

「仕込庫」の奥で、三日前に搾ったという、特別純米酒の試飲をやってました。
どこにも案内が無かったので、びっくり。
真面目に蔵見学をした人へのご褒美でしょうか?

「槽場」には「薮田式」と「佐瀬式」が1台ずつ

仕込庫の奥が「槽場」。
日本酒を搾るところです。
「槽場」には「薮田式ろ過圧搾機」と「佐瀬式圧搾機」が1台ずつありました。
どちらもお酒を搾る道具ですが、仕組みが違います。
味にも違いが出るといいますから、用途によって使い分けているのでしょう。

試飲の場所は2ヶ所。それぞれ1度ずつ。

まだ時間がありますから、試飲コーナーへ。
こちらは長蛇の列。
直射日光が厳しい日でしたから、蔵のスタッフもしきりに水分補給を進めていました。
こういうのは仕方ないのでのんびり待ちます。

最初に「試飲会場2」へ

こちらでは、「蔵まつり」限定3種類の試飲ができました。

  • 純米大吟醸無濾過生原酒
  • 純米吟醸 直汲み
  • 低アルコール純米原酒

気になったのは、低アルコール純米原酒。
アルコール度数14度。
日本酒としては決して低アルコールではないのですが、原酒でそれを実現しているのはすごい。
低アルコールのすっきりとした後味は、ついもう一杯と手を伸ばしたくなる味でした。

次に「試飲会場1」

2→1の順番になったのは、単に利き酒大会会場との距離が「2」の方が近かったから。
こちらも3種類の試飲ができます。

  • 喜八郎無濾過生原酒
  • 純米生原酒(タンク量り売り)
  • 古流純米生原酒

古流純米生原酒は、いわゆる山廃仕込。
パンフレットには「古流吟醸もやし」をつかったとあります。
「もやし」とは種麹、麹菌のこと。
古流吟醸もやしとは、どういった種麹でしょう。
うーん。きいときゃよかった。

1分間で酒粕つめ放題!

これは参加しませんでしたが、1分間でビニール袋に酒粕をつめ放題のコーナーもあり。
大きめの手提げ袋に、パンパンに酒粕を詰める猛者がなんにんもおりました。

お子様コーナーあり!

チケット製のようですが、無料で子供がたのしめるコーナーがありました。
輪投げとかちょっとしたゲームとか。
近くには、お子様休憩室もあり、親子連れにも配慮したイベントになっておりました。

入間川を眺めながら、お酒や料理を楽しむ!

試飲の行列に並んでも時間があったので、先に飲食スペースへ。
飲食コーナーは蔵の敷地の奥。
途中には飯能の各店舗の出店があって、食欲をそそります。
一番奥には、飲食スペース。
テントも立っていて、雨も直射日光も凌げます。
ひっくり返したP箱もあるので座れますよ~

飲食スペースの目の前には入間川。


開放的なロケーションが素晴らしい。

これは飲まねばならないと、お酒を物色。
「Bar IGARASHI」と称して一杯売りもしてますが、ここも長蛇の列で時間も勿体無い。
それならばと、限定酒の「純米生原酒」を四合瓶で購入。
これでお酒の心配はなし。

さっそく、料理を選びましょー。

「五十嵐亭」の酒蔵カレー

店舗名は「五十嵐亭」。
おそらく蔵元自ら出展した模擬店。
お野菜ゴロゴロの優しい感じのカレーでした。

「すし鈴木」のイカ軟骨焼き

コリコリしたイカ軟骨焼きはお酒のおつまみにぴったり。
あっという間に食べてしまった。

「お料理 しば田」の肉ボール

トマトを練りこんだ肉団子にチーズが入った一品。
これも濃い目のチーズの味にお酒がすすむ。

お料理の出展はどれも専門店。レベルが高い。

「蔵まつり」に出展したお店はどこもきちんと本店を持っている専門店。
だからレベルが高い。
あれもこれも食べたくなってしまう。
今回、食べた三種類もどれもおいしゅうございました。

利き酒大会結果発表!残念、名前は無かった!

12時まわったので、利き酒大会の発表を見に行く。
残念、自分の名前はなかった。
全く自身はなかったからねぇ。
全問正解者は2名だけ。
やっぱり難しかったか。

帰りはシャトルバスで楽々!

行きは徒歩でしたが、帰りはシャトルバス。
大型の観光バスで楽々駅まで。
大型ゆえUターンできないとのことでしたが、ゆっくり飯能の木々を堪能しながら駅まで戻りました。

五十嵐酒造さんの「酒蔵まつり」は毎年4月29日!

一人でも仲間たちでも家族連れでも、みんなで楽しめるイベントです。
GWの頭に、ぜひみんなで日本酒に親しみ来て下さい!

酒蔵情報

会社名:五十嵐酒造株式会社
住所:埼玉県飯能市大字川寺667-1
代表銘柄:天覧山

 

 

 

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Posted by ちえ