【旅行記】ちえ、会津に行く 1日目

2021年12月31日日本酒,会津,会津若松,旅行記,

思い立って、ちえ。会津に行ってまいりました。
東京はうららかな小春日和。
ところが会津は雪予報。
当日の朝まで迷いましたが、身体を動かしてしまえば気持ちは後からついてくるもの。
列車に乗る頃にはすっかりその気に。

今回利用したのは、東武鉄道の特急「リバティ会津」。
以前の特急は日光辺りで乗り換えなければなりませんでしたが、今回の特急は会津の南の玄関、会津田島まで乗り換えなしでいけます。
頑張れ。浅草-会津若松直通運転までもう少しだ。

しっかり予約していったのですが、発車15分前に間に合わず。まさかの予約キャンセル。同じ列車の席を取れず、次の列車まで三時間待ちをしました。

リバティ会津は快適。
読書をしたりネットを見たりお酒を飲んだり。自由気ままに過ごさせてくれます。
前の列車は満席だったからね。多分、自分の隣に人が座ったはず。
そう考えると、隣の席はずっと空いてて荷物置き場にできたので、よかったのかもしれない。

浅草から会津若松まで4時間の旅。新幹線でぴゅーもいいけれど、旅は移動も楽しまなければいけません。
そりゃあ、会津若松に新幹線は止まらないけどさ。

下車したのは七日町駅。会津若松駅の1つ手前。宿の都合上、ここで降りた方が便利なのです。

今回お世話になったのは中町フジグランドホテル。
ちょうど駅とお城の中間あたり。神明通りというアーケード街の裏手で、野口英世青春通りに面しています。
あちこち動く起点にはちょうどいいのでほとんど定宿にしてます。

心配していた雪はちょうど止んでるタイミング。
積雪もさほどではなく。
これなら、明日も大丈夫かな?と、甘くみていたのでした。……このときは。

ホテルにチェックイン。
中町フジグランドホテルは古いビジネスホテルなので、鍵がカードではなくでかいキーホルダーつきだったり色々新鮮。
古いけれど、お部屋はちゃんとしてましたよ。シングルだけど、そこそこ広め。

宿で一息ついたら今宵の酒場に向かいます。

今夜の酒場は「会津蔵武」さん。
「あいづくらぶ」と読みます。
なんだかいかつい名前ですが、白髪の女性が営むお店。靴を脱いで上がる形式で、店主を囲むようにコの字のカウンターがあります。
面白い造りのお店ですが、実は数件先の有名居酒屋「籠太」さんの居抜き。
「籠太」のマスターのこだわりが詰まった造りなんですね。
現店主はカズさん。
籠太のマスターのご友人でもあらせられます。
会津入りする直前くらいにツイッター経由で予約。快諾して頂いたのですが、そのあとバタバタと予約が入った模様。「満席です」とツイッターの書き込みが上がりました。

自分以外のお客さんは団体さんだらけだったのですが、いずれも若いグループ。
あれですなぁ。会津の人は若い人もよく日本酒を飲みますなぁ。
なにしろ会津蔵武はメニューは日本酒しかない店。一応生ビールはありますが、サワーやら焼酎やらはおいてません。会津の地ウイスキーならあったから、会津の地焼酎があればおいたりするのかな。
親父に席巻されている東京の銘酒居酒屋ばかり頭にあると、この状況が頼もしく思えてきます。
がんばれ!会津の若人!

勧められるままに飲み食いしてたら、お会計は一人で1万円いってしまいました。
安売りの店じゃないからしょうがないね。途中から覚悟してたし。

さて、もう一軒と思ったのですが、なにしろ雪雪雪。宿に帰るのも一苦労。ピンとくる店がなく、仕方なく締める方向に切り替え。
見かけた中華屋に飛び込みました。

飛び込んだのはこちら。「明華苑」さん。"街の中華屋さん"のキャッチフレーズが頼もしい。
生ビールを頼んで、さてラーメンでもと思ったら、なんとメニューにソースカツ丼の文字が!
ちゃんと煮込みカツ丼と区別されています。さすが会津。
もう22時を回っていたのですが、旅の脂肪はつけ捨て。カツラーメンから直りでソースカツ丼を頼みました。

久々のソースカツ丼。問答無用でボリューム。スープはおそらくラーメンの出汁を薄めにしたもの。たっぷり葱と沢庵がうれしい。
これぞ会津のソースカツ丼というスタイルです。

お店も地元の人しかこないようなお店で飛び交う会津弁。
団体さんも多くワイワイした雰囲気の中でご飯が食べられます。
会津の夜の締めには大変よいお店でした。

さすがにそのあとは真っ直ぐ宿へ。
満ち足りた気持ちで、ベッドに潜り込みました。