【新宿】『BERG ベルク』平日昼がイイゾ!改札15秒の老舗ビア&カフェ

初めての平日昼ベルク

新宿の、ベルクってお店知ってます?

新宿東口改札徒歩15秒。
今は中央通路ができて改札が移動したので、もう少しかかるかな?
ルミネエストビル地下1階。
ですが、JR改札と同じフロアなので、地下感はあまりないです。
1970年(昭和45年)創業の『カフェ&ビアBERG ベルク』は、そこにあります。
最初は純喫茶で開業し、1990年(平成2年)に今のファーストフードスタイルに業態替えしたそうです。

夕方や休日に覗いても、いつも行列のできている人気店。
元気なときにはいいですけれど、疲れている時はだんだん行列が辛くなってくるお年頃。

ここ数年は、ベルクから遠ざかっていました。

ところが、不意の平日のお休み。
新宿京王百貨店7階丸善で開催されていた「夜廻り猫」原画展を覗いたあとに寄ってみると、行列がない!
中をみてみると、席も結構空いている。
千載一遇のチャンスなのではないかと思い、ウン年ぶりに入店しました。

長年のあこがれ、テーブル席に座る

カウンターで生ビールとコーンドビーフを注文し、さてどこに陣取ろうかと辺りを見渡せば。
なんとテーブル席が空いている!
ベルクにはテーブル席と立ち飲みのカウンター席があり、いつも陣取るのはカウンター席。
テーブル席は、だいたい埋まっているか、混んでるときに一人で座るのは申し訳ないと遠慮していたのです。

でも、今日なら、誰はばかることなく座ってもいいかな?

始めて、テーブル席に一人で座っちゃいました。

注文カウンターを眺めながらビールとコーンドビーフをいただく至福

テーブル席に座って注文カウンターを眺めていると、本当に色々な人がやってきます。
みんな当たり前のようにビールを頼むし、15時過ぎにカレーライスを頼んでぺろりと平らげている人もいます。
どういう人なのか、服装からはちょっと想像ができない。
他の街なら、早めに仕事が終わった人なのか、昼食を食べそびれてしまった人なのか。
なにかしら「ああ、そういうことかな?」と想像させる要素があると思うんです。
でもベルクのお客さんには、
「どういう職業で、どういうタイミングでその注文なんだろう?」
と、ちょっと読み切れない雰囲気があります。

そういうところがいいのです。
自分だって、平日の15時過ぎに、1人でテーブル席に座り、ビール飲みつつ注文カウンターを眺めているのです。
はっきり言ってあやしい客です。
他の人から見たら、いったい何者に見えるのやら。

思えば昔から、新宿が一番落ち着く街でした。
東京に出てきたころ、一番足しげく通ったのが新宿だったのです。
といっても、夜な夜な飲みに出歩いていたとかではありません。
ただ暇に飽かせては新宿へ出てきて、歩き回っていただけです。
歌舞伎町界隈は恐ろしい街という認識があったので、もっぱら西口と南口中心だったけど。

原宿も渋谷も行ったけれど、なんだかよそよそしさが抜けなかった。
上野も浅草も、まだ年齢的に早いような気がしていた。
新宿だけが、今の自分がいてもいいんだと思えた。

その頃ベルクには来ていなかったけれど、今こうして訪れてみると、あの頃の新宿の空気を、ベルクはまだ残しくれているような気がします。

休日だからベルクに来るのではなく、ベルクに来ることが休日になる

杉浦日向子とソ連の会「ソバ屋で憩う」の中に、『休日に浅草へいくのではなくて、浅草へいくことがじぶんにとっての休日となる』とあります。
いま思えば新宿にくることが、自分の休日でした。
新宿も自分も様変わりしてしまったけれど、これからはあの頃の新宿を思い出しつつ、ベルクに来ることを自分の休日にしてもいいなかと思い始めています。
もっとも『休日に浅草へいくのではなくて~』には、『だまって十年かよえば』の前文がついてくるので、ベルクが自分の休日になるまでには、ずいぶんかかりそうですけれど。

生ビールとコーンドビーフ

自分語りが長くなりました。
この日注文したのは、生ビールとコーンドビーフ。
コンビーフではなく、コーンドビーフらしいです。
注文するときには発音を正確にしないと通じない恐れあり。

生ビール300円
半ばまで飲んで、ベルクのロゴ入りだったのに気付いた
コーンドビーフ630円

缶のコンビーフは苦手なのですが、おいしいコンビーフは本当においしい。
コシヅカハムのコンビーフが大好きです(余談)。
ベルクのコーンドビーフも言わずもがな。

ネット注文もできますの、気になったら是非!

お酒をちょっとだけ残して食べ終わり、残ったお酒をゆっくり飲む時間がまた至福なのです。

30分ほどの滞在、平日昼のベルクはイイゾ!

混みあって、ワイワイガヤガヤのベルクも、らしくていいですけれど、平日の昼のそれほど混んではいないまったりとしたベルクの空気感がとても素敵でした。
金はないけど暇だけはあったあの時代を思い出す。
あ、金がないのは今も一緒か。

正味30分超のベルク滞在。
でも、十分な癒し。
平日昼間のベルク、いい感じです。
ぜひ、わざと時間を作って新宿まで足を運んでください。
忘れかけていた何かを、思い出させてもらえるかもしれません。

ベルク関連の本

ベルク経営者の井野朋也さんと、共同経営者で副店長の迫川尚子さんは、ベルクに関する本も出版されています。
井野朋也さんは経営面から、迫川尚子さんは商品の面から、個人店である「ベルク」のことを語った本です。
それぞれ2008年と2010年の発行ですが、今もこのベルクはバリバリの現役続行中です。
むしろ昨年からのコロナ禍の乗り切り方で、個人店である「ベルク」の魅力はますます磨きがかかったように思います。
「行ってみたいけど、ちょっと遠いしなかなか行けないな」という人は、ぜひ本を読んでみてください。

お取り寄せもできるよ

『食の職』を読んで、「ああ、ベルクのソーセージが食べたいなぁ」と思った人には、お取り寄せもあります。

コロナ禍で、なかなか外食しづらい。
遠くの友だち親戚に、この味を届けたい。
そんな時にもぜひどうぞ。
『ベルク』の店舗で持ち帰り販売もしています。


個人店を応援しよう

今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
ちょっとでもイイナと思ったら、ぜひあなたの近くの個人店を利用してください。

「ベルクじゃないんかい!」って突っ込まれそうですけど。
もちろん、ベルクも利用して下さい。

でも、ベルクを利用する=応援するってことは、個人店を応援する=利用するってことだと思うんです。

『新宿駅最後の小さなお店ベルク』に『第5章 個人店が生き残るには?』という章があります。
その中に、『個人店の時代がやってくる』という項目があります。
『個人店の時代がやってくる』と言いながら、個人店には厳しい時代であることがこれでもかと書き連ねてあります。
それでも最後は、個人の店にエールを送り、これから人に向けて武器となる四つの考え方を示し、「では、健闘を祈ります!」で締めています。

『新宿駅最後の小さなお店ベルク』は、『ベルク』というお店の歴史書であり経営哲学の書であり、個人店へのエールの書でもあるのです。

だからこそ、このベルクをいい店だ、好きな店だと思ったわたしは、同じようにわたしの周りの個人店を応援しよう、利用しようと思いました。
個人店を応援することが、まわりまわってベルクを応援することに、ベルクの考え方を応援することになると思ったからです。

そんな気持ちもあって、このブログを書いています。

そしてこのブログを読んでくれた人が、同じように「自分の周りのお店を応援しよう」と思ってくれることを願って。

ちょっと話がそれちゃいました★
それじゃ、また。

あ、平日のベルクはすっごくいいんで、ぜひ一度体験してみてください!
じゃ、またね☆

店名BERG ベルク
住所東京都新宿区3丁目38−1 ルミネエスト B1
営業時間
(緊急事態宣言中)
7時~20時
(酒類の提供~19時 フードラストオーダー19時30分)
20時~22時 テイクアウトのみ営業