【歌舞伎】おっと、歌舞伎座六月大歌舞伎の演目が出てる。「平成30年六月歌舞伎座大歌舞伎」
歌舞伎座の演目って、二ヶ月前の初日と同時に発表なんだね。
なぜならロビーに再来月の演目まで掲げているから。
というわけで、今月でいえば2日に発表にあった平成30年歌舞伎座「六月大歌舞伎」。
六月に吉右衛門中心という珍しい座組。
そんなに派手さはないざます。
昼の部一発目は「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」。
時蔵のお三輪、松緑の鱶七。
時蔵のお三輪はイメージにないなぁ。
それだけに、どんなお三輪が見れるのか。
松緑の鱶七は、イメージぴったり。
どっかで見たかもしれないけれど思いだせん。
二つ目は「六歌仙容彩 文屋(ぶんや)」。
菊之助が踊る文屋。
「六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)」って偶に出るけど、いまいちピンと来ないんだよねぇ。
六歌仙容彩 – Wikipedia
「六歌仙容彩」 ろっかせん すがたのいろどり – 歌舞伎見物のお供
参考になりそうなリンク貼ったから、各自勉強しておくれ。
三つ目は「野晒悟助(のざらしごすけ)」。
これは見たことないわぁ。
演目の字面からして、おどろおどろしそう。
ありゃ、菊五郎が出てる。
吉右衛門中心に、と書いたけど、菊五郎と吉右衛門という菊之助のお父さんコンビが中心。
なるほど、それで夜の部の配役になるわけね。
夜の部 一ツ目「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」
吉右衛門が団七九郎兵衛。
まじか!いくつだ!(ヒント:昭和20年生まれ)
それで本水かぶる気か。
すげえ、すげよ吉右衛門丈!
さすが俺たちのお頭様だ!
そしてここに寺嶋和史がでいる。
孫だ。孫との共演だ。
ここに、今回の座組みの意味合いが見出せるわけだ。
夜の部二つ目は「巷談宵宮雨(こうだんよみやのあめ)」。
こっちもなんだかおどろおどろしそう。
怪談、ではないんだよね。
作者は宇野信夫。
昭和の黙阿弥と言われた劇作家だ。
詳しく知りたい人はwikipediaを
こっちも初めて見る。
あらすじが出てないのでなんともなんだよね。
ちょっと地味目の座組。
一般への訴求力は弱いけど、寺嶋和史くん効果で歌舞伎ファンは見に来るかな。
なにしろ歌舞伎ファンの一番の楽しみは、次代の歌舞伎役者の登場を目の当たりにすること。
それで歌舞伎がこれからも続いていくのを実感できること。
これこそが、歌舞伎を見ていてよかったーと思える瞬間。
ついでに寺嶋和史くんが菊五郎を襲名したとき、「あいつが初お目見えのときから見てる」と年若い歌舞伎ファンに自慢するがために見ているようなところもある。
さて。六月は昼夜どっちを取ろうか。
松緑の鱶七も見たいけど、やっぱ寺嶋和史の出る夜の部かなー
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