【日本酒】サケおめ!7月1日は日本酒元旦!せっかくだから日本酒で乾杯しよう!ところで日本酒元旦って、なに?

2021年12月31日日本酒

サケおめ!
この記事の執筆は、令和3年7月1日。
今日で酒造年度が切り替わり、令和2酒造年度から令和3酒造年度、もしくは2021酒造年度になりました。
英語表記だと、R3BY、2021BYとなります。
BYとは、BreweryYear(ブルワリーイヤー)。
製造年月日とは別の、醸造した年という概念ですね。
ちなみに製造年月日は、おおざっぱに言うと瓶詰めして出荷の準備が整った日です。

この7月1日を「日本酒元旦」と呼び、日本酒で乾杯しようという動きがあります。

それにのっかりちえも、「会津中将 夏限定吟醸酒」で独り乾杯しました。
お猪口は「山の寿」です。
東北と九州の、コラボレーションや。

7月1日は日本酒元旦

毎年7月1日は日本酒元旦。
「日本酒元旦」とは文字通り、日本酒の元旦。
これは、7月1日で日本酒の酒造年度が切り替わることに由来します。
この日を境に酒造年度が1年すすむのです。
例えば今年が令和3年であれば、6月30日までは令和2年酒造年度、7月1日からは令和3年酒造年度ということになります。

せっかくだから7月1日は日本酒で乾杯しよう

この日本酒元旦を記念して、7月1日は日本酒で乾杯しようという動きがあります。
といっても昔から日本酒元旦を祝う風習があったわけではなく、近年になってから言われ始めたことです。
サケおめ実行委員会というところが提唱していて、ここの活動が2014年からですから、大々的に「日本酒元旦」をアピールしだしたのはその頃でしょう。

サケおめ実行委員会は、Facebookのページも持っています。
よかったらご参考までにどうぞ。

令和3年の日本酒元旦は、コロナ禍を考え見て、1ヶ月延期だそうです。
結構フレキシブルなのね。

何かにかこつけて酒を呑むという姿勢が大事

昔からある伝統行事ではなく、どっちかというと近年に作られたイベントである「日本酒元旦」。
実はひそかに続けられていた伝統という面をされると、ちょっともやっとしなくもないですが、こちとら馬鹿な酒飲みですからね。
何かにかこつけてとりあえず呑めればいいんですよ、呑めれば。

そういやそんな歌があったなーと思いだしたのは、バラクーダーの日本全国酒飲み音頭でした。

何かにかこつけて酒を飲もう!「日本全国酒飲み音頭」

要するに、日本酒のイベントって、この精神ですよね。

令和3年は8月1日から7日まで「おまたせ!夏のサケおめカンパイWEEK2021【仮】」と称してなんかやるって!

というわけで、令和3年の7月1日は、独りでサケおめ乾杯しながら「そもそも日本酒元旦」ってなんだ?と調べていました。
要するに日本酒元旦って、酒造年度が替わる、年度が替わる、年が替わる、あ、正月ってことじゃん!という連想からの、近年作られたイベントってことなんですね。
極論を言えば恵方巻といっしょ。
飲食店を中心とした酒を売らんとするイベンター側から仕掛けられたニセ伝統。
ニセ伝統っていう表現はちょっとキツイか。

ニセ伝統って考えるとなんかもやもやしてしまうのですが、その辺りを分かっててイベントとして楽しむのは全然ありではないでしょうか。
せっかくだから日本酒で乾杯しよー!と、仲間内やその周辺くらいで盛り上がっているのはいいと思います。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿保なら踊らにゃ損です。

ぜひ8月1日は、1ヶ月遅れですが、オンラインでもいいので、「サケおめ~」と乾杯しましょう!

ただしその席で、「そもそも日本酒には昔から日本酒元旦というものがあってね……」と、知ったかぶりで伝統でございと周りに話をするのはやめましょう。
それは嘘ですし、恥をかくだけですから。

日本酒日本酒

Posted by ちえ