【高田馬場】「吉田屋そば」で、かけそばと味玉 46年の歴史に幕 通った人も初めて知った人も、お別れに蕎麦をすすりに行こう!

2022年10月20日

え!?高田馬場駅前の立ち食いそば屋が閉店するの!?

高田馬場駅の目の前。
お寿司の看板がかかっているのに、暖簾はおそば。
ずーっと前を通りながら「不思議だなー」と思っていた。

昼は立ち食いそば屋、夜は立ち食い寿司の二毛作だと知ったのは何年前だったかな?

その立ち食いそば屋が吉田屋そばという屋号なのを、上記の文春の記事で知った。
しかも、7月いっぱいで閉店するらしい。
理由は地域の再開発。
この辺り一帯が全部壊されてしまうというので、お寿司屋さんの方も遠からじ閉店といったところか。

なんでもかんでも再開発。
建物の老朽化だったり火災の心配でだったり、理屈はわかるんだけどねー。
どんだけそれらしい理由を並べても、結局は再開発で儲ける人の理屈優先で計画されている気がして。
再開発って言葉、あんまり好きではありません。

早稲田への乗り換えの時に寄りたくなった

閉店の記事を読んだけど、わざわざ行くのは恥ずかしいなぁなんて思っていたけど。
早稲田への乗り換えの時に店を見たら、やっぱり食べておきたくなった。

改札を出ると横断歩道の向こうにいやおうなくお店が見える

日曜日定休だけど、閉店までは日曜日も営業してる日もあるって!
この日がたまたまそうだった!

店主はここがご実家だだったそう

味のある入り口。
入り口だけ見ると、時代劇にでも出てきそう。

右の路地の建物は遠からじ取り壊しか

早稲田通りからJR線沿いに路地があり、古い建物が並んでいます。
どうやらこの路地の建物は全部取り壊すとか。

営業時間

朝から昼まで営業、夜はお寿司屋さん

メニュー

入り口に、営業時間とメニューが掲示してありました。
朝の6時10分から営業してるんですね~。
いったいどれだけの、学生やサラリーマンの朝昼の胃袋を支えて来た事か。

かけ370円から 人気は天玉、天ぷら

メニューは定番ものが揃います。
とろろ昆布が比較的珍しいかな。
立食いそばはこれでいいのよ。

店内

店内はL字のカウンター。
注文は口頭。
支払いはキャッシュオンです。

かけそば370円 味玉70円

かけそば370円 味玉70円

かけそば370円に、味玉70円を乗せました。
ダイエットを意識してるちえには、たんぱく質が必要なのです!
味玉がメニューにあるのは珍しいな。

ザ・関東風とでも形容すべき真っ黒なツユ。
蕎麦は茹で麺。
これぞ東京の立ち食いそばといった風情です。
最近の立ち食いそばは椅子を置いたり生麺を使ったり。
もちろんそれはいいことなのだけど、こういう立ち食いそばがいい!って人もいるのよ。
あっちはいい、こっちはダメではなくて、選べるってことが大事。

味玉は固ゆで卵

味玉はハードボイルド

しっかり味のついた味玉。
おでんの卵っぽくってうまい。
黄身はハードボイルド。
立食いそばには、固ゆで卵が良く似合う。

今まで来たことのある人も初めての人も大歓迎だそうです

久々の吉田屋そばさん。
こういう老舗の立ち食いそば屋さんって、なにか流儀があるんじゃないかと、過剰に緊張してしまいます。
ちえだって、2度目とはいえ、数年前に訪れたっきりですか。
はっきり言って一見さんみたいなものです。
ちょっと緊張しながら、注文ははっきりと、できるだけお釣りが無いようにを心がけて、食べに行きました。

ただ、文春のインタビューによると、今まで来たことのある人も、記事を見て初めてくる人も、大歓迎だそうです。
インタビューの中の店主は終始優しそうで。
沢山の人に見送られてお別れしたいとおっしゃっておりました。
こう言ってくださると、安心して食べにいけますね。

ちえも、高田馬場に下りる機会があったら何度か通おうかなと思います。
とりあえず次は、とろろ昆布に味玉かな。
あ、夜のお寿司屋さんもいかなきゃね~☆

高田馬場

Posted by ちえ