【歌舞伎】「歌舞伎座」2022年12月見物記

2ヶ月目の襲名披露、見てきたよー☆

2ヶ月連続の「助六」は雰囲気が違う

2ヶ月連続の團十郎襲名披露の2ヶ月目を見てきました。

ちえ的に面白かったのは、2ヶ月連続の「助六」。
同じ助六でも、配役がかわると雰囲気がこんなに変わるんだーと新鮮な気持ちで見れました。

11月はかっちりとした助六。
12月はじゃらじゃらとした助六。

11月の松緑の髭の意休もよかったけど、12月の彌十郎さんの髭の意休は大きさが全然違った。
初役だってんだから、びっくりだな。

玉三郎の揚巻はこれで最後と言っていたので、最後の最後を見れてよかった。
目に焼き付けて、これを揚巻の一つの基準とするつもり。

柿色の裃が居並ぶ「口上」は圧巻

口上もよかった。
30人近い柿色の裃がずらりと並ぶ場面は壮観。
全員挨拶するのかなと思ったら、最前列の人だけだったけど。
配役を見ると24人。
「にらみ」の時に後見に回った人がいたから、配役に無いお弟子さんも混じっていたのかな。

ぼたんちゃんの「團十郎娘」は本当に團十郎娘だわな

團十郎娘のぼたんちゃん。
調べたら、12歳か。
大向こうが「成田屋」ではなく「ぼたん」と呼んでいた。
團十郎の娘なので襲名披露の舞台には出たけど、女性なので歌舞伎役者ではないという解釈なのかな。
最初にでてきた4人の漁師は全員御曹司だけど、十把一絡げに「漁師」って役名なのが面白い。
御曹司と言ったって、歌舞伎座だとこんくらいの扱いなのかぁ。
と思ったら右團次さんも「漁師」だった。
そのあと出てきてトンボ切る3階さんとは衣装で区別。

12月の歌舞伎座。
襲名披露一色の飾りつけ。

別の角度から。
いつもは11月だけ上がる櫓が、2ヶ月連続襲名披露というこで今月も上がっている。

12月も満員御礼。
通人の猿之助も言っていたけど、舞台から見る満員の客席は、それは壮観でしょうねぇ。

櫓と提灯と三升の紋。

絵看板。
鞘当ての留役は、日替わりで猿之助(女)と中車(男)。
絵看板には、ちゃんと二人描いてある。

二人道成寺の菊之助と勘九郎もよかったってね。
だいたい、これはいいかな?と見なかった芝居の評判はいいという法則がある。

口上の絵は「にらみ」。
2ヶ月連続だけど、これも毎月書き換えてるんだろうなぁ。
先月どんな絵だっけ?
写真撮り忘れたので思い出せない。

團十郎娘のさらしをずっと振り続けてるのがえらかった。

ほんとは全部見たかったよ。

劇場の人も、襲名披露の月はその役者さんの紋入りの法被を着る。
今月は当然、三升の紋。

襲名披露記念の引幕。
これは牡丹?薔薇?
黒で書いたことにはどういう意味が込められているんだろう?

ネットでも話題になってた、ゴジラ引幕。
手のひらが上の向いているのでシン・ゴジだね。
ということは、子ゴジラに見えるのは蒲田くん?
提供はユニクロ。
松竹と東宝のコラボ、と言えなくもない。

やや、写真の角度を変えながら。

みんな写真を撮ってました。

めでたい焼きは臨時休業。
満員御礼で稼ぎ時だろうに、これは残念。

これにて2022年の芝居納め、今年は沢山の芝居を見れました

12月の歌舞伎座をもって、今年の芝居納めとさせて頂きます。
今年は、大変多くの芝居を見物出来ました。
徐々にライブの興行も解禁になってきて。
客席数も半分から徐々に増やされるのを肌で感じながらの芝居見物でした。
久々に、特別会員になったよ。

来月は1月、上旬の浅草から、芝居始めとさせて頂きます。
1月の国立はちょっとパスかな。
建て替えに入るからもう一回くらい行っておきたいんだけど。
「遠山の金さん」じゃ食指が動かなかった。

2月の歌舞伎座も楽しみ。
来年も、良いお芝居を沢山みたいですね☆

上演情報:「十三代目 市川團十郎白猿襲名披露 十二月大歌舞伎」

上演名十三代目 市川團十郎白猿襲名披露 十二月大歌舞伎
劇場東京・歌舞伎座
上演期間2022年12月5日(月)~26日(月)
上演時間昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時~
【休演】12日(月)、19日(月)
【貸切】昼の部:15日(木)、夜の部:11日(日)
演目昼の部
一、鞘當(さやあて)
二、京鹿子娘二人道成寺(きょうかのこむすめににんどうじょうじ)
三、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)
夜の部
一、襲名披露 口上(こうじょう)
二、團十郎娘(だんじゅうろうむすめ)
三、歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)
チケット料金1等席 23,000円
2等席 18,000円
3階A席 8,000円
3階B席 6,000円
1階桟敷席 25,000円
チケット購入チケットweb松竹
https://www1.ticket-web-shochiku.com/t/


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Posted by ちえ