【平河町】「おそば天かめ 平河町店」平河町に残る古きよき立ち食い

2020年12月6日立ち食いそば

店名おそば天かめ 平河町店
業態立ち食いそば
最寄り駅半蔵門駅
住所〒102-0093 東京都千代田区平河町1丁目1−9
営業時間平日 7:00~21:00
土曜日 7:00~15:00
日曜定休
注文方法食券
支払い現金のみ

最寄駅は半蔵門駅。
国立劇場に芝居を見に行くと、つい寄ってしまうのが「おそば天かめ 平河町店」。
鰻の寝床のような店内。
テーブルはなくカウンターだけ。
入り口付近に食券販売機。
全て、古きよき立ち食いそばの景。

11時40分に店に飛び込んでも、12時の開演に間に合う。

半蔵門の駅についたのが11時30分。
国立劇場大劇場の開演時間は12時。
11時40分に店に飛び込み、食券を買う。
腹持ちも確保しつつ、少しでもつゆの温度を下げようと。
選択したのは「玉子たぬきそば」。
先客の待ち人2名。
でも、一分くらいでそばは出てきた。

たまごたぬきそば

玉子をつぶしてから、思い出してとった写真

奇をてらったところがまったくない「たまごたぬきそば」。
セルフサービスだが、レンゲも用意してある。
時間がないので、とにかくすすり、つゆを飲む。
ゆっくり味わうという行為は不要。
どちらにしろ、いつもの味だ。
一気にすすりあげる天かすはサクサクしていて、ゆっくり味わう時とは別の楽しみを与えてくれる。
ジャスト5分でつゆまで完食。
食器返却口にお盆ごと返し、店を出る。

昭和のスピード感に酔いしれながら、国立劇場を目指す。

このスピード感。
そうだ。昭和の立ち食いソバは、このスピード感がよかったのだ。
緬は茹でてあるものを湯がいているだけなので、消化がよく胃もたれすることもない。
10秒そばチャージとはよくぞ言ったものだ。
国立劇場のチケット売り場で予約したチケットを発券し、席に着いた時には5分前のブザーが鳴っていた。
この日の芝居は、ことのほか江戸の香りがした。