【西荻窪】「酒と鶏の酔い処 やをら」店主の感性に身を任せられる日本酒の店【閉業】

2021年12月31日

西荻窪駅の目の前にあるよい日本酒の店

西荻窪の立ち飲み富士山で呑んだあとに、さてどうしようかと考えた。
このまま帰ろうかもう一軒寄ろうか。
といっても時間はまだ15時。
もう一軒にしても、営業している店は限られる。
駅に向かって歩き出したら富士山のすぐ隣の、酒と鶏の酔い処やをらが営業しているのが目に留まった。
15時に店を開けたばかりで、まだお客もいないようだ。
これはゆっくり飲めそうだと思い、吸い込まれるように入店してしまう。

「やをら」不思議な店名

やをらとは不思議な店名である。
「やをら」で検索をかけると、「ゆっくり 静かに そっと」という意味の古語がでてくる。
店名の由来もここから来ているのものか。
今度聞いてみようと思う。

実は初めての店ではない

やをらには何度か来たことがある。
ここのウリは日本酒だと思っている。
メニューが無くても「日本酒なにがありますか?」と聞けば、こちらの好みを聞いたうえで、店主オススメの日本酒を出してくれる。
値段は分からないが、多分600円前後ではないかと思っている。
量は120mlから150mlといったところか。

西荻窪駅南口 徒歩10秒

場所は西荻窪駅の南口。
立ち飲み富士山の隣。
富士山より、やをらの方が駅に近い。
改札を出て徒歩10秒程度。
多少の雨なら、濡れずにたどり着ける。

1杯目「死後さばきにあう(清酒)」

この日の1杯目は、「死後さばきにあう(清酒)」。
岩手県の喜久盛酒造の酒。
日本酒ファンには、タクシードライバーという名前の酒を醸す蔵、といえばわかりやすいか。
酒に変な名前をつける蔵なのだ。
普通にうまいのだから、普通の名前で勝負すればいいのに。

1品目「おつまみ3点盛り」

店主との話が途切れた辺りで、料理を頼む。
なにか簡単に出るものをと頼んだら、おつまみの三点盛にしてくれた。

左から、肉みそ豆腐、揚げたらこ、砂肝。
たらこを揚げたものは珍しい。

2杯目「神渡(みわたり)」

さて2杯目。
「これはどうでしょう」と出してくれたのが、長野県・株式会社豊島屋の神渡(みわたり)

押さえ気味の吟醸香がここちよい酒だった。

やをらではこうやって、店主のお任せに身をまかせてしまうのが一番いいと思う。

さてもう一軒、行くかどうしようか

お客さんが何組か来たので、この辺りでお勘定をした。
値段も見ずに頼んでいるが、この日のお勘定は2000円ちょい。
だいたいそんなものだ。

外を見ればまだ明るい。
そりゃそうだ。まだ16時だもの。
緊急事態宣言を受けての時短営業要請。
開店時間を早めて対応してお店も多いと思う。
飲食店は売り上げ減って大変だとは思うけど、土曜日とか休日に早い時間から飲み始めるのは嫌いじゃない。
路面店で外見ながらとか、なんだか贅沢な気分さえしてくる。

外に出る。
気温は低いが天気はいい日。
さて、もう一軒。
行くか行かぬか。
考えながら、とりあえず駅へ向かう。

お店情報

店名酒と鶏の酔い処 やをら
住所東京都杉並区西荻南3丁目25−5
公式Facebookhttps://www.facebook.com/saketoriyawora/
営業時間(緊急事態宣言中)
15時ごろ~20時
定休日不定休

やをらで飲んだお酒が欲しくなったらこちらで買えます

死後さばきにあう(清酒)

神渡(みわたり)同じお酒ではないですが……

西荻窪

Posted by ちえ