【佃】「亀印食堂」もやしそば600円餃子400円瓶ビール大600円|江戸から続く念仏踊りの前の腹ごしらえは、昭和から続く食堂で!

開発の波が押し寄せる佃で見つけた魂の震える定食屋

都内で唯一江戸時代から続く、佃の念仏踊り。
佃の辺りは昔は島で。
今でも地図を見ると、島だったころん名残りが地形にありありと見えるんですよねー。

地図で見てわかるかな?
隅田川と水路に挟まれた辺りが佃島の名残りです。

佃の念仏踊りは、いわゆる盆踊りとは違って。
太鼓一つで拍子をとりながら延々と同じ踊りを繰り返す古風なもの。

開催は毎年7月13日14日15日の、いわゆる新盆の時期で。
迎えたご先祖様と。
島だったころに川上から流れ着いた無縁仏を。
供養するというのが。
この念仏踊りの趣旨みたいです。

ちえはその。
こういう表現はよくないかもしれないですが。
土俗的な雰囲気が大好きで。
コロナの前には毎年見物に行って。
ついでに一緒に踊ったりして。
楽しんでいたものなんですよ。

そんなちえが。
コロナ前に佃の念仏踊りに行って見つけたのが。
こちらの、亀印食堂さんです。

念仏踊りの開始時間より。
ちょっと早く着いてしまって。
腹ごしらえをするか。
どっかで軽く飲もうか。
迷っている時だったと思います。

もう、この外観に。
一発で心もってかれましたね。

佃って、江戸時代からの歴史もあるし。
いってみりゃ、下町のイメージじゃないですか。
それでも。
最近はタワマンがばんばん建ったり。
近くの月島はもんじゃストリートなんかになって。
観光客で若い人がどんとんやってきたり。
静かな下町の雰囲気は。
徐々に失われつつある。
そんな風に感じていたんですよね。

そんなさなかに見つけたのが。
あきらかに昭和の中ごろからやってそうな。
味のある建物の飲食店。

やあこれは。
下町の雰囲気の最後の砦だと。
感じじゃったんですよね。

これは食べなきゃ、飲まなきゃならないと。
即入店して。
さて何を食べたのかはさっぱり分からないんですが。
終始、(スゲースゲー)と心の中で感嘆していたのだけは覚えてます。

見つけたのはコロナ前、果たしてコロナ後はどうなっているのか……

さてそれから。
何年くらい経ったでしょうか。
コロナ禍の3年間は。
念仏踊りも中止になったりして。
佃方面に足を向けていなかったのも事実。
果たしてまだ、営業されているのか。
はたまたお店の方も御年だったとは思うので。
もう商売を辞められてしまったか。
ドキドキしながらお店の前に行くと。

あったんですねー☆
まだあった。
なんなら、暖簾も新しくなってない?
しっかり営業されていました。

やー、これは。
これは食べていかねばならぬと。

門前仲町から。
すきっ腹を抱えて歩いてきたのは。
ここで腹ごしらえをするためだったのだなと。

入り口でメニューを確認

とりあえず。
入り口のメニューを確認しました。

メニューをみると。
ああ、安い。
おそば500円から。
ラーメン550円から。

多分。
消費税上がっても値段上げてない。
設備の減価償却も住んでいるし。
自分ちの建物で、上に住んでいるから。
この値段でできるのなか。

それにしても安いなぁ。

さて、何を頼もう。
ちょっとお野菜も食べたいから、もやしそばにしようかな。
ついでに餃子ももらって。
あ。書いてないけどビールくらいあるでしょう。
ここは瓶ビールだな。

と。
ここまで決めたところで入店。

瓶ビール大600円

御多聞にもれず。
この日も熱かったので。
瓶ビールを頂きました。
キリンラガービールの大びんが600円です。
お通しはお新香。

餃子400円

ビールには餃子でしょう!

というわけで餃子を注文。
ふにゃんと柔らかい大き目の餃子。
この食感は珍しい。

もやしそば600円

最後にもやしそば600えん。
あっさり薄味のもやしそば。
トロリとした餡がかかってますが、上の方だけ。
下の方はしゃばしゃばのスープです。

麺はプリンとした食感。
黄色い縮れ麺。

コショウを入れたり。

ラー油を入れたりして、ちょっとずつ味変。

美味しかった!

餃子も美味しかったけど。
醤油と間違えてソースで食べていたのは内緒★

食べ終わった後。
残ったビールをゆっくり飲み干す時間が幸せ☆

来年、念仏踊りの頃にまた来ます

3年ぶりの訪問となった亀印食堂さん。
まだ営業されていて。
嬉しい気持ちになりました。
また来年。
念仏踊りの時期に伺います。
そのときも。
おなかいっぱいにさせてください。

お店情報:「亀印食堂」

店名亀印食堂
業態食堂 うどん・そば・ラーメン・丼物
住所東京都中央区佃2丁目10−4
最寄駅月島駅 6番口 徒歩1分
営業時間(通常時)11時~19時
定休日(通常時)日曜日
支払い方法現金のみ
訪問月2023年7月中旬