【晩酌】マグロのあら煮を作ってみた
GW3日目、ついに料理に手を染める
ゴールデンウィークも3日目。
2020年のゴールデンウィークは、新型コロナウイルスCovid-19の影響で、遠出ができず。
天気はよかったり悪かったりだが、鬱々として家で過ごしていた。
外出するのは、ちょっと夕方買い出しに行くときだけ。
それも、「てるてる」のテイクアウトを中心に、すぐに食べられる物を買ってくる程度。
そんな最中、スーパーの鮮魚コーナーで、「マグロのアラ」を発見する。
「マグロのアラ」とは、文字通り、マグロをさばいて出る、生食には適さない部分。
生で食べられないことはないが、筋張ったり血合いの部分だったりして、生では美味しく頂けない部分のことをいう。
どうやって食べるのかとしげしげと見てみれば、あら煮がいい、と書いてある。
さっそく「マグロ あら煮」で検索。
当然のごとく、無数にレシピが出てくる。
その数、約525,000件。
その中から、こちらのレシピを参考にした。
生姜を買い忘れた!
家に帰ったら早速仕込もう、こういうのは鮮度が大事だ。
というわけで、帰って改めてレシピを確認。
あ!煮込み用調味料に「生姜」が書いてある!
しまった買い忘れた!
今から買いに行くのは面倒。
少し飲んでから、煮込む前の下ごしらえだけでもやっておこうかと思ったが、飲んでしまうとそんなことどうでもよくなるダメ人間。
マグロのアラ煮は翌日に持ち越し。
味は大丈夫だよな。ドキドキ。
一夜明けて。エコバッグ持って行っても、入っているのは生姜だけ
夕方より、少し早めに買い物に出る。
昼酒やっている店があるので、ちょっと一杯だけというつもりだ。
が、行ってみたらハッピーアワー15時からとある。
このご時世でハッピーアワーをやってるかどうかは分からないが、19時まで飲み物半額は惜しい。
ならば生姜だけ買って一度帰り、「マグロのアラ煮」を仕込んで再び買い物に出ようと、スーパーへ。
大き目のエコバッグの中身が、生姜1欠けだけというシュールさ。
家に帰り、早速作業に取り掛かる。
まずはマグロのアラを一口大に切る
まずはマグロのアラを一口大に切る。
3センチほどだろうか。
マグロのアラは血の気が多く、まな板が汚れるのが嫌なので、新聞紙を敷いて作業する。
万能包丁で取り掛かったが、骨に当たって切れない部分がある。
無理して包丁を欠けさせてもいやなので、そういうやつは無理をせず、身の部分に切れ込みを入れておくにとどめる。
キッチンばさみを使うと良いと、レシピサイトには書いてあった。
そこでオススメしていた、キッチンバサミ。
マグロのアラ煮専門店を作るつもりでもなければ、無理して買わなくてもいいとは思う。
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続いて、マグロに塩をする
一口大に切ったマグロに塩をして5分から10分置く。
その間にお湯を沸かす。
湧いた頃が頃合いだと思うので、マグロアラを投入。
10秒数えて、ザルにあける。
流水で洗って、汚れを落とす
あ!お湯に入れる前に洗って塩を落とすんだった!
お湯から上げたら水につけ、血合いやぬめりを指でこすって落とすのか。
ちょっと手順と違ってしまった。
とにかく最後はザルに上げて水けを切る。
片栗粉でもむのは、このレシピだけ
水を切ったマグロアラを、まんべんなく片栗粉でもむ。
いくつかの「マグロのアラ煮」のレシピを見てみたが、この「片栗粉で揉む」という工程が入っているのは、このレシピだけ。
旨みが逃げにくくなり、身も柔らかく仕上がるだろうし、いいことだと思う。
まあよかろうと覚悟を決めて煮汁の準備
下ごしらえ終了。
続いて煮ていく。
生姜を千切りにして、鍋に入れる。
その上に、下ごしらえした「マグロのアラ」。
酒、砂糖、みりん、しょうゆと入れていって、最後に水。
ひたひたくらいとあった。
分量通り250mlの水を入れたら丁度ひたひただったので、これで良しとする。
あとは時々鍋肌から返しながら、煮汁が半分くらいになるまで煮詰めていく。
ただぼんやりと煮詰めているのは趣味ではないので、この辺りで「コロナビール」を開栓。
柿ピーを肴に、一杯やり始める。
妙に火照った体に「コロナビール」がうまい。
「コロナビール」は瓶でラッパ飲みの人も多いだろうが、グラスに入れたほうがうまい気がする。
そいつをグイーッっと入れるとこたえられん。
そんなにキンキンじゃない方が、味がよくわかって返って涼味を感じる。
時折鍋を覗きつつ
飲みながらではあるが、飲みに集中はしない。
実は煮物は苦手なのだが、失敗した原因の一つは放置しすぎたこと。
これで大体底を焦がしてしまったりする。
今回は、どちらかというと鍋に集中することにした。
飲みながらでも豆に鍋を覗く。
片栗粉の効果も相まってトロミがつき、徐々に煮汁も減っていく。
もうちょっと。あとちょっと。
だいたい半分から、もう一息火に掛けて、止めた。
見た目はいい感じ。
底も焦げていない。
一欠け食べてみる。
マグロの味が強いが、うまい。
これを寝かせれば、もうちょっと味がなじんでもっとうまくなるだろう。
夕立、くる
寝かせている間に、一杯やって軽く買い物でもするかと家を出たら。
上空はなにやら不穏な雲行き。
たしかにこの日、夕方から夕立予報が出ていた。
傘を持って出ようか、それも間抜けかと逡巡していたが、天気予報サイトを見ると降水確率40%なれど、予報は曇りに変わっている。
これならば、ちょっとの買い物だったら平気かな。
と、傘を持たずに家を出る。
家から20メートルほど進んだところで、ボツリと、地面に大きな染みができる。
あ、と思うと、ボツリボツリ。
次々と、大きな染みができていく。
来た!と思い、ダッシュで来た道を戻る。
ボツリ、ボツリ、
ボツリボツリボツリボツリ
一目散とはこのことだ。
どうにか本降りになる前に、家の屋根の中に飛び込めた。
部屋に入ると、あっという間に本降りになった。
結局、この雨は止まず。
追加の買い物は諦めることになる。
本格的に飲むのは6時からと決めている
コロナビール1本は呑んでしまったが、本格的に飲むのは、6時からと決めている。
あんまり早くから飲んじゃうと、際限ないからね。
6時になったので、初めて挑戦した「マグロのアラ煮」を試してみる。
ヴィジュアル的には、とてもよくできている。
臭みけしに一緒に煮ていた針ショウガが乗っているところなど、どうにも心憎いばかり。
味付けは薄味だが、マグロの旨味を引き立て脂も乗ってて美味しい。
下ごしらえが少々大変だが、それを補って余りある達成感だ。
翌日はもっと味がなじんでもっと美味しくなっているだろう。
なるほどこれなら挑戦し甲斐がある。
お酒は日本酒。その日家にあった「辰泉」と合わせた。
ステイホームな今日この頃。やってない事に挑戦するのはいい
外出を控えろ。家に居ろ。
そのくせ保証はしない。
自助努力をせよ。自己責任だ。
正直くそくらえと思うが、命の危険にもかかわること。
なかなかどうして表立って抵抗はしづらい。
まあ仕方ない。
今月はあんまり余裕なかったし、渡りに船でステイホームしている。
ずっとステイしていると、だんだんやることもなく、ただ無為に時間がすぎていく。
いかんいかん。
残り少ない人生。
暇つぶしといども、少しは有意義なことをせねば。
煮込み料理、いいと思う。
とくにアラ煮は、仕込みも入れて1時間ほどででき上がった。
気温が上がりきる前のこの時期なら、寝かせている過程で腐ってしまうような、衛生面での心配もすくなかろう。
マグロを丸で仕入れて捌いているような、大きなスーパーなら、マグロのアラを売り場に並んでいる確率が高いと思う。
売り場で安く見かけたら、いっちょチャレンジしてみませんか?
参考にしたサイト
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