【淡路町】「みますや」創業明治38年の超老舗酒場に初訪問！昭和初期の重厚な建物に、時代を忘れて呑みふけってしまった！

2024年10月11日

神田で。いや日本で一番古い居酒屋？

仕事の帰りにどこか寄りたくなって。
神田界隈をウロウロ。
新進気鋭のお店にしようかとも思ったけれど。
やはりもう一度は行っておきたいと。
ちょっと足を伸ばしてこちらのお店へ。

神田司町の「みますや」さん

創業は明治38年。
現在の建物は、昭和5年に建てられものだそうです。

昔から、本やテレビで存在は知っていましたが。
訪れるのは今回が初めて。

何度かお店の前までは来たことがあるのですが。
なかなか勇気がでませんでね。

こういうのって、気持ちのタイミングがあるじゃないですか？

心技体揃ったこの日。
重厚な歴史の扉を開けて、店内に足を踏み入れました。

ひと際目を引く看板建築の外観。

「どぜう」の赤ちょうちんが目を引きます。

思ったよりも大箱130席！

店内は思ったより広い！
入って右側は座敷席。
左側はテーブル席。
奥の方にも座敷席があるようです。
忙しく立ち働く店員さん。
しばらく待ってようやく
「ご予約ですか？」
と声を掛けてくれました。

そっか。
これだけの歴史のある人気店。
みんな予約してくるよなーとちょっと後悔。

予約はしてないと告げると。
「相席でもよければ」
と、大きなテーブルに案内してくれました。

飛び込み客のための席がある

あとから知ったのですが。
「みますや」さんは、予約客以外にも。
予約なしでくるのお客さんのために、大テーブルを常に確保しているそうです。

忙しいなかでも気づかいを忘れない

座って手に届くところにメニューがないと。
すぐにメニューを持ってきてくれたり。

空いてる隣の席に「荷物置いてくださいね」と言ってくれたり。

忙しく立ち働いているなかにも。
こちらを気づかう感覚を忘れない。

そんなところに感じ入りました。

雰囲気のある品書き

これまた年期の入ったお品書き帳。
めくるときにちょっとドキドキします☆

この品書き帳と。
壁の品書きの文字は。
三代目による直筆だとか。

この日頼んだ物！

瓶ビール　キリンクラシックラガー　大瓶

とりあえず。
と思って瓶ビールからスタート。
キリンラガービールの大びんです。

ビールで喉を湿らしてから。
あらためて注文。
忙しくたち働いている店員さんを呼び留めるのは。
なかなかコツが要ります。
この辺の呼吸は。
そのお店の空気に馴染むまでは気をつかいますね。

玉子焼き

1品目は玉子焼き。

今回はなんどなく。
江戸前っぽい肴でまとめてみました。

肉豆腐

2品目は肉豆腐。

煮込みはあるかな？と思って探したけど見当たらなかったので。
近しい肉豆腐で。

どぜうの丸煮

表のちょうちんにもあった泥鰌の丸煮。
好物、とは言わないまでも。
実は子供のころに食べて衝撃の味で。
あると必ず頼みます。
ちえは福島で食べましたが。
東京の居酒屋の方が置いている印象。

山椒を多めに振りかけるのが好み。
食べている内に追い山椒もしました。

マグロネギぬた

マグロネギぬた。
これも江戸前っぽい一品。

お銚子を2本3本

2杯目、3杯目は日本酒を燗で。
特に温度を指定しなかったので。
だいたい、ぬる燗くらいできました。

白鷹がこだわりらしいですけど。
値段に負けて「谺（こだま）」です。
群馬のお酒らしいですが、メーカーまでは判らず。
検索かけると「牧野酒造」がでてくるけど。
ここが造っているのかな？

この日のお勘定

江戸前を意識して頼んだ肴の数々。

瓶ビール
玉子焼き
肉豆腐
どぜう丸煮
日本酒「谺（こだま）」2合

で3000円くらいでした。

思った以上にやすかった☆

大テーブルの端っこで1人ゆっくり飲むのが最高

大テーブルではみなさんが。
思い思いの立ち居振る舞いで。
老舗の酒を楽しんでましたね。

家庭のことを相談し合うサラリーマンあり。
黙然と飲むおじいちゃんあり。
友達と待ち合わせした若者2人あり。

そうこうしている内に次の予約客が入ってきて。
入り口に目をやれば自然とお店全体が見えて。
なんとも言えない気分になります。

え？あれ？今日は昭和何年だっけ？
いや、何時代だっけ？

映画のセットみたい。
というのはちょっと月並みなセリフだけど。

ほんと。
店全体から入り口をみていると。
飲み終わって外へ出たら。
令和の神田だったのが嘘みたいに思えてくる。

酒を介したタイムスリップというおうか。
異世界居酒屋といおうか。

しばし現実を忘れられた。
面白い体験でした。

1度行って余裕もできたし。
2回目はまた、違うものが見れるかな？

食べられなかった桜刺しも気になるし。
またふらりと。
行ってみたいと思います☆