【ひばりヶ丘】「宝来軒」で、とん汁ラーメン【閉業】

2020年11月20日ラーメン

このご時世だから、行ける時に行っとこう

新型コロナウイルスCOVID-19の騒動収まらぬ2020年4月の上旬。
ひばりヶ丘北口商店街の和菓子屋さんの閉店に行き合わせる。
シャッターが半分降りている。
店の大将と工事関係者が、看板を外す相談をしていた。
ここまで、「閉業する」というアナウンスは無し。
本当に唐突。
コロナの影響なのかなんなのかは分からないけれど、また一つ老舗が北口商店街なからいなくなってしまった。
これからこういう事は増えていくと思う。
薄給のわが身ゆえに、毎晩お金を落として回ることはできないけれど、行きたい店には今の内に行っておこうと心に強く誓った。

宝来軒の灯りはついていた

1週間ぶりに、居酒屋で飲食。
馴染みの店だがこの日はお客も少なく、客同士の距離はしっかり取れていた。
都からの自粛要請で、普段よりかなり早めの閉店。
それよりちょっとだけ早めに退店。
さてどうしようかとふら付くと、目に入るは「宝来軒」の文字。
「ほう。まだ開けていてくれたか」
一時期よく通ってみたが、ダイエットを本格化させていらいご無沙汰だ。
店の外に貼られていた品書きをみてみると、その中で「とん汁ラーメン」が気になった。
「とん汁」と「うどん」はよくあるが、「ラーメン」とのコラボは、オンリーワンではなかろうか。
変化球すぎて、今まで頼もうと思ったことはなかった。
なぁに。酔った勢いだ。
味噌味なら酔った胃にも優しかろう。
と、入店。

具はいつもの感じ。チャーシューの代わりに豚小間肉。この辺りが「とん汁」かな。

運ばれてきたラーメン。具はいつもの感じ。
細く刻んだナルト、きくらげ、キャベツ、ニンジン、ピーマン。
味噌味のスープ。豚小間と思しき豚肉。
なるほど、この辺りが「とん汁」っぽいところだ。

ひっそりと、静まり返って街を背景に、宝来軒の灯りはついている。

酔った頭で感心しつつ、「とん汁ラーメン」完食。
そこまで「味噌味」は強烈でなく、ほっと食べられる味。
勘定して外へ出ると、街は静まり返っている。
これからどうなってしまうのだろう。
そう思いつつ、家路につく。

お店情報「宝来亭」

地図

住所

〒202-0002 東京都西東京市ひばりが丘北3丁目5−3