【歌舞伎】歌舞伎座11月顔見世大歌舞伎の演目出た！注目は猿之助の「法界坊」！

2018年9月5日

夜の部の切り。猿之助で「隅田川続俤（すみだがわごにちのおもかげ）」

11月の歌舞伎座。
顔見世大歌舞伎の演目が出ました。
昼の部は、時蔵さんと又五郎さんで「お江戸みやげ」。
松緑が「素襖落」を踊って、切りは菊五郎と吉右衛門の共演で「十六夜清心（いざよいせいしん）」。
菊五郎さんが清心って、若いなぁ。
吉右衛門との共演も珍しく、これも菊之助が結んだ縁ですな。
夜の部は、またもや吉右衛門と菊五郎の共演。
「楼門五三桐（さんもんごさんのきり）」でスタート。
雀右衛門さんが「文売り（ふみうり）」を踊ったあとは、夜の部の切り「隅田川続俤（すみだがわごにちのおもかげ）」。
てっきり吉右衛門さんかと思ったら、法界坊は猿之助！
えー！澤瀉屋で法界坊なんてやるの！？という驚きが素直なところ。

もしかして、猿之助初役？

歌舞伎公演データベースで、「隅田川続俤（すみだがわごにちのおもかげ）」の上演記録を調べてみたけれど、澤瀉屋が演じた形跡はなし。
演じたのは勘三郎、時々吉右衛門。
双面水照月(フタオモテミズニテルツキ)だけなら、地方公演で演じているけど、本編の方はもしかしたら初役かも。
誰に習うんだろう？
今回の座組の状況だと、吉右衛門しかないよねぇ。
播磨屋の法界坊は猿之助に写していくのかぁ。
吉右衛門もなんとなく、総決算という感じがしてくる。

今の花形の年代で、だれが法界坊が似合うかなと思ったら、確かに猿之助かも

愛嬌があって身が軽くって、でもいざとなったとき残忍な顔も見せる。
一通り想像してみたけれど、確かに猿之助が一番適任かも。
猿之助自身も、古典で主役は久しぶりのはず。
こりゃ、いろいろな意味でも楽しみだ！