【早稲田】「武道家本店」でチャーシューメンと ライス 噂にたがわぬライスに合う超濃厚スープに理性を失う!

2022年8月20日ラーメン,横浜家系

早稲田の人気店「武道家本店」初挑戦

早稲田の人気家系ラーメン「武道家本店」に初挑戦。
「武道家」と書いてなんて読むんだろうと思っていたら、まんま「ぶどうか」と読むらしい。

中野と吉祥寺に同名の「武道家」があるが、一応、そちらが支店でこちらが本店。
「一応」と書いたのは、支店ではあるが全く同じ味ではなく、今はそろぞれが独自に味の追求をしているらしいから。
「中野」も「吉祥寺」も未訪問。
まずは「本店」の味を知りたいと思い、来れる機会を伺っていた。

横浜家系ラーメン「武道家」の特長は、「ライス」に合う「超こってり濃厚スープ」なのだとか。
チャーシューも、燻製にすることで独特の香ばしさを出しているらしい。

訪問は、年の瀬も押し迫った12月下旬。
平日の18時台。
カウンター席のほとんどに先客がいたが、2つだけ席が空いていた。
その後、先客はどんどん帰っていったので、時間帯を選べば行列になるようなことはなさそうだ。

注文は食券制。
チャーシューメンとライスを選択。
お好みは、「麺硬め」のみでスープと油は「普通」。
初めての店は、この「お好み」をどうするかいつも迷う。
ネット情報などを見ると、「武道家本店」は「普通」でもかなり濃いということだ。

入店したタイミングがよかったのかすぐに作り始めてくれて、体感時間5分ほどでラーメンが目の前に出てきた。
カッパ漬けでもつまみながら、ゆっくり待とうと思っていたので拍子抜け。
タイミングが悪いと、ある程度注文が揃うまで待つこともあるらしい。
王子の「おうじ家」なんかも、ある程度注文が揃うまで待たされたな。
まあこれは、ロット数があるからある程度は仕方ないね。

ライスはセルフサービス 50円

50円で食べ放題のライスはセルフサービス。
食券を渡すと丼が渡されるので、入り口近くの保温ジャーから自分でよそう仕組み。
これは「食べられる分だけ自分で盛ってね」ってこと。
もちろん足りなければ、何度でもお替りオーケー。
カッパ漬けと称されるキュウリの漬物も、ジャーの横にあるバケツから自分で盛りつける。
なんなら、冷水の蛇口もジャーの横にある。
ジャーが乗っている台が銀色で、冷水の蛇口も銀色なので、若干分かりにくいのが難点。
コップはジャーの上の棚にある。

先にライスとカッパを盛って待機。

チャーシューメン 950円

燻製チャーシューが売りだというのでチャーシューメンにしたら、えぐい量のチャーシューが乗ってきた。
分厚いチャーシューが4枚。
丼からはみ出してしまっている。

適度な弾力とやわらかさ。
ホロホロではなくしっかりとした食感。
柔らかさを楽しむというより肉を喰らうという表現がふさわしいチャーシュー。
チャーシューだけでも売っていて、年末などこれだけを買いに来るのも良くわかる。

ライスと比べてもこの大きさである。

チャーシューをどうにかしないと麺にたどり着かない

さてこうなると、麺にたどり着く前にチャーシューをどうにかせねばならん。
とりあえず1枚かぶりついてみたが、食べ応えがあって、まともにチャーシューをやっつけている間に緬がのびてしまいそうだ。
そこで、ライスに避難させることにした。

必然的にライスはチャーシュー丼になる

1枚退避させたくらいじゃどうにもならず、ライスとスープでとりあえずチャーシューを1枚食う。
2枚目をライスに退避させ、ようやく開いた隙間から、麺を引っ張り出す。

やや平打ち? 酒井製麵制の麺

麺は同然のごとく、酒井製麺制。
若干、平打ちに見える。
麺硬めで頼んだが、適度にスープを吸ってモチモチ食感になってる。
チャーシューに阻まれてなかなか姿をあらわさないので、犬食い気味になって食べるしかなかった。

チャーシュー1枚がこのサイズ

それにしても、チャーシューの存在感たるやである。
こうなると、麺が足りない気がしてくる。
ラーメン並でも麺量160gなので、十分普通の量入ってるはずなんだけどね。

そこからは欲望の赴くままに

麺を口にしてからのことはよく覚えていない。
とにかくむさぼるように食べてしまっていたと思う。
チャーシューと、麺、スープ。
ほうれん草と海苔。
ライスとカッパ漬け。
フュージョンとコントラストを繰り返し、気が付いたらライススープともあと一口ずつ。

ようやく終わりが見えた。
最後のスープは、生姜とお酢を多めに入れさっぱり目にして、一気に煽る。
口直しにライスとカッパ漬け。
今回はライスを入れておじや風とかにはしなかった。
スープはスープのまま、ライスはライスのままで。

しっかり完食である。
スープの魅力に負けて、ライスを3杯もおかわりしてしまった。
ただし3回目のライスおかわりは、丼の半分ほどにしておいたので、ライスの杯数としては2.5杯といったところか。
それにしたって、こんなに夢中になって横浜家系ラーメンを食べたのは久々だ。

「世界一ライスに合う」の看板にいつわり無し!チャーシューにかぶりつけ!

「世界一ライスに合う」ラーメンの看板に偽りなし。
少し硬めに炊かれたライスに、濃厚なスープが見事に合っている。
これに特製チャーシューの燻製香が加わると、無限にライスが食べれてしまう。
食べている間は満腹中枢がぶっこわれ、またまだ食べられるような気がしていた。

もちろん満腹中枢がぶっ壊れようと、食べた糖質は真実なので、そこは理性によるストップが必要なのだが。

こうなると「中野」や「吉祥寺」、そして「野方」も気になってくる

評判と期待以上にうまかった早稲田の「武道家本店」。
こうなってくると、「中野」や「吉祥寺」の武道家も気になってくる。

そして、「中野」と「吉祥寺」を制覇したら行ってみたいと思っているのが、野方の「輝道家」。
こちらは「武道家」を立ち上げた菊池輝さんがさらに独立して立ち上げた家系ラーメンの店。
「輝道家」の後は、「輝道家」から独立し「輝道家直系」の看板を掲げる池袋の「皇綱家」にも行かなきゃね。

家系ラーメンはそれぞれに系譜があり、その系譜を巡る旅もまた楽しかったりするのである。

店名武道家本店
業態横浜家系ラーメン
住所東京都新宿区馬場下町62 白馬ビル1F
営業時間(通常時)11:00~22:00
定休日(通常時)なし
公式Twitterhttps://twitter.com/budoukawaseda01
開店日2006年5月21日
訪問月2021年12月