【ひばりヶ丘】「居酒屋さくみ」店頭の空瓶にドキリ☆会津の酒が飲める店

2021年12月31日日本酒

ひばりヶ丘駅から徒歩8分。日本酒の空瓶が目印。

ひばりヶ丘駅南口、徒歩8分。
団地に続くバス通り沿いに、日本酒の空瓶を飾る店がある。
外観は居酒屋スナック風。
だが、エアコンの室外機の上に飾られた空瓶が、ただ者でないことを物語る。

「屋守・モヒカン娘・鍋島・飛露喜・新政・田酒」。
日本酒ファンなら、おもわず足を止めてしまうラインナップだ。

空瓶の並びに惹かれて扉を開けると、福島出身の女将が「いらっしゃい」と出迎えてくれる。
居酒屋さくみは、カウンター8席の小さな店。
金宮の一升瓶をボトルキープできるような豪快なお店だが、日本酒の品揃えもなかなかに豪快だ。

日本酒の種類は入れ替わり。福島の酒が3種類!

日本酒のメニューはその時あるもの。
なくなったら入れ替わる。
この日は、八海山・鍋島・屋守・宮泉・国権・会津娘の5種類。
少ないながらもツボを押さえたラインナップ。

「地元の酒を応援したい」
という思いから、出身地・福島県の酒は切らさないという。

コップに皿を敷いてこぼすスタイル。コップも皿もどっかで見たような

さっそく、会津娘を注文する。
お通しは2種類。
この日は、ひな祭りにちなんで、ちらし寿司と玉子焼き。
酢飯の旨みが、会津娘によく合う。

季節感のあるお通しがうれしい
別の日のお通し。これだけでまずは1杯飲める。

種類が豊富な手作り料理

料理の種類は豊富。メニューは時々入れ替わる

ホワイトボードと黒板に書かれた料理も種類が豊富。
つい目移りしてしまう。

その中から、肉まき生姜とささみ生姜天を注文。
合わせるお酒は、国権

お客さんのほとんどが常連さん。
「最初から日本酒?」「はじめてですか?」
と気さくに声をかけてくれる。

常連さんとの会話を肴に国権を飲み終わり、今度は宮泉を注文。
これで、本日の福島の酒は制覇。
宮泉といっしょに、料理もやってきた。

肉まき生姜
ささみ紅生姜天

豊島屋フェスタのグラスに豪快の受け皿

さらに、最後の〆にと屋守(おくのかみ)を注文。
東村山市・豊島屋酒造の酒。
居酒屋さくみのある西東京市からは、目と鼻の先。
ある意味、地元の酒。
地元の酒だが、屋守の銘柄は特約店限定酒。
なかなか手に入らない。

写真は、会津娘を注いでもらったときのもの。

屋守を飲みながら、入っているグラスをよく見れば、豊島屋酒造のイベントの物。
なにかご縁があるのかもしれない。

さらに、受け手の皿には豪快の文字。
松竹梅・豪快のものだろうか。
関係なくとも居酒屋さくみには、豪快の二文字がよく似合っている。

19時になり、ラストオーダーを告げられる。
最後にさっぱりと、おしんこ。
酒は締めたつもりだったが、話が盛り上がり会津娘をもう一杯注文。
楽しく酔わされてしまった。

席数少ない人気店なので、長っ尻は厳禁。初めてならば1時間くらいでさっくりと切り上げる気配りを

席数も少なく、ご常連も多い人気店。
ふらりと行っても、満席で入ないときもある。
確実に座りたいなら、17時30分の開店と同時を狙っていこう。
自粛要請中の営業時間は20時まで。
ラストオーダーは19時。
営業時間は2時間30分と短い。
長居することなく、1時間くらいで後の人に席をゆずるような感覚で。

そんな短い時間でも、豪快な女将の人柄に触れられれば、それで満足してしまう。
また来ようと思える店だ。

お店情報

店名居酒屋さくみ
住所東京都西東京市ひばりが丘2丁目13
営業時間17:30~20:00 L.O.19:00
自粛要請期間中
定休日月曜日